災害時の口腔ケア
BLOG 歯磨きクリーニングケア方法
皆さん、こんにちは!
段々と日中に暖かい日差しを感じられる季節となってきましたね。
とはいえ、まだまだ日中と夜の寒暖差が大きいので、体調を崩されないようにお気を付けください。
さて、今回は災害時の口腔ケアについてお話します。
ご家庭で用意されている非常用防災セットの中には、何が入っていますか?
非常食や水、ティッシュペーパー、マスク、懐中電灯、防寒具など安全・衛生に関わるグッズが揃えられていると思います。
しかし、案外忘れがちなのが、歯ブラシなどの口腔ケア用品です。
災害時の口腔ケアはお口の健康だけでなく、身体の健康にも影響します。
避難所生活や水不足でお口の中を清潔に保つことができないと、お口の中の菌が身体に悪影響を及ぼす可能性があり、ご高齢の方では誤嚥性肺炎が起こりやすくなるので注意が必要です。
お口の中を清潔に保つには、入れ歯の汚れを落とすことも大切です。
食後にはできるだけ外して汚れを取り、就寝時にも外しておきましょう。
ここで災害時、水が少ない時の歯磨きの方法についてお伝えします。
①水を約30mlをコップに準備します。
②その水で歯ブラシを濡らしてからお口の中に入れ、歯磨きを開始します。
③歯ブラシが徐々に汚れてきますので、ティッシュペーパー(あればウェットティッシュ)で歯ブラシの汚れを拭き取り、また歯磨きをする。これをこまめに繰り返します。
④最後にコップの水で2~3回ゆすぎます。一気に含むのではなく、2~3に分ける方が綺麗になります。
避難時の口腔ケアは二の次になりやすいですが、万が一の時の為に、歯ブラシなどの口腔ケア用品も忘れずに用意しておきましょう。
大岡歯科医院 小笠原・湯浅
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