スカンディックトレーニング No.12 終
BLOG お知らせクリーニング予防歯科口腔と健康皆さんこんにちは!歯科衛生士の一之瀬です。
いよいよスウェーデン研修最終日です。まずはマルメ大学を訪れ、Dr.Jessica Neilandsから「問題提起型教育法」、「口腔健康及び疾患との関係性」についてのレクチャーを受けました。口腔内の細菌環境については、改めて人間と細菌が共存していることを再認識することが出来ました。
その後は私が愛用している歯ブラシメーカーTePe(テペ)社の工場見学を行いました。更にDr.Sanjay Haryanaから「歯周病及びインプラント周囲の疾患と症状に関する新分類」について、DH Lina Kantersから「エビデンスに基づいた歯間清掃用具の重要性」についてのレクチャーを受けました。
歯周病の新分類に関してはまだまだ勉強中でしたので日本でのセミナーや講習会とは異なる観点で学ぶことができとてもいい機会となりました。
歯科衛生用品の選定はこれまでにもたくさん学んできましたが、どの様なものがどの様な患者さんに合うのかだけでなく、形によって歯垢(プラーク)の除去率に差があることなどもデータを基にした多くのことを学べました。
長くも短いあっという間の研修でしたが予防先進国であるスウェーデンとキシリトール発祥国フィンランドで多くのことを学ぶことが出来ました。ですが、一番の収穫は「学ぼう!」とする強い意志をもった仲間と知り合い、同じ環境で学べたことです。今回の研修には全国各地の様々なクリニックのスタッフが参加されています。日々仕事をする場所、環境、立場は違いますが何事も吸収し患者さん、クリニック、自分自身のために学びたい!という強い気持ちをもっていることは共通していました。新たに大切な仲間と出会えたことは私の財産です。
また、研修に参加できたのも8日間もの間お休みを頂けたこと、その間クリニックを支えてくださった院長先生はじめスタッフ皆さんのお陰だと感謝しています。そして、学んだことをスタッフ全員で共有し、日々の診療に活かしていきたいと思います。
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