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BLOG 子供クリーニング予防歯科口腔と健康皆さんこんにちは!歯科衛生士の一之瀬です。
今回はフィンランドの育児についてお話しさせて頂きます。
③「ネウボラ-フィンランドの育児環境・国の政策」
皆さんご存知ですか?
フィンランドには「ネウボラ:neuvola」という場、システムがあることを‼
ネウボ neuvo =助言
ラ la =場・場所
を意味するそうです。
妊娠期から出産後、就学前のお子さんの健やかな成長・発達の支援はもちろん、母親や父親、兄弟等家族全体の心身のサポートを目的としています。
「ネウボラ」の始まりは1920年から戦後、貧しい環境で周産期妊婦や子どもの死亡率が高くその死因の多くが感染症だったため、出産や育児環境を改善する目的として小児科医や看護師らが始めました。1944年には法制化され、自治体が実施責任を担っています。
年齢や社会的経済的地位に関係なく無料で提供されており、利用率はほぼ100%だそうです。日本では妊娠の兆候があるとまずは病院ですがフィンランドでは「ネウボラ」だそうです。フィンランドでは全ての自治体に「ネウボラ」があり、約850カ所存在するそうです。
妊娠期間中は少なくとも8~9回、出産後は子どもが小学校に入学するまで約15回程度定期的に通い、専門家への相談やアドバイスをもらうことが出来ます。また「ネウボラ」では基本的に同じ担当者が継続的にサポートするので信頼関係を築きやすく、このことは問題の早期発見、予防、早期支援につながっているそうです。
「ネウボラ」については次回のブログでも引き続きお伝えさせて頂きます。
講義中のブレイクタイムに頂いたスイーツです。フィンランドで有名なファッツェルのチョコレートは私のお気に入りです。
色々なフレーバーがありお土産としてたくさん購入しました。
こちらは講義後に訪れた岩でできている協会です。厳かな雰囲気でとても素敵でした。
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